保育所不足の理由1

保育所不足の理由1

保育所不足が起きている理由の一つとして保育士の不足というものが挙げられます。保育という仕事は労働集約型に分類することができ、例えば認可保育所の規定ですと0歳児が3人いると保育士は1人必要で、1歳・2歳児が6人いた場合は保育士は1人必要になります。ですから、子供を預けたい人に比例して必ず保育士も必要になる計算になりますが、保育士不足は深刻化しているようです。

その理由の1つとして保育士の給料が低いことが挙げられます。保育士の年収は他の職種に比較して約100万円も低いケースがあると言われています。平均年収は34.7歳で約310万円と、全職種の平均年収の414万円よりもはるかに劣ります。 保育所、認可保育所において、親が支払う保育料の上限が約10万円と決まっていることがこのような低賃金の背景にあると言えます。この上限が決まっていることで保育士の給料についても上限が決まってしまい、保育士の給料も低くなってしまう仕組みに陥っているのです。

また、子どもの命を預かるという責任に加え、保護者の就業の多様化にともない、延長保育の対応やモンスターペアレントの増加、加えて子どもの食物アレルギー対応など、近年、保育士の仕事は増える一方です 。しかし保育士の人数は増えていません。そのような労働環境を理由に一度保育士になって働いても、辞めてしまって戻らないといった隠れ保育士が増えています。給与面や環境面など、簡単には改善できない構造であることが問題であると言われています。